趣味から始める革細工

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レザークラフトは難しいと思っていませんか?


今回はレザークラフトのハードルを下げていきたいと思います。

 

レザークラフト」ってい言うと、職人がやるようなもので、

素人がやるものではないと思っていませんか?

 

 

実は、だれでもできてしまうんです!!

 

 

あなたもレザークラフトを始めると

ちゃんとした「」の物が手に入ります!

 

いつまでも、合皮の安いものを買って、使いまわすのはやめませんか?

 

 

あなたが今後は」のちゃんとした物を持ちたいと思っているのであれば

ぜひ、続きをご覧下さい。

 

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レザークラフト作品例

 

レザークラフトは簡単だった?!

 

レザークラフト」って書くとカタカナばっかりで難しそうなイメージがしますよね?

 

でも、意外と簡単なんです。

 

あなたも学生の頃、家庭科の授業で裁縫をやった記憶ありませんか?

 

布を切って糸で縫って・・・みたいな

 

あれが「」じゃなくて「」になっただけなんです。

 

そうです。

 

学生でもできてしまうんです。

 

実際に、私も学生の時か

ら始めました。

 

 

試しに、あなたが使っている財布なんかを見てみてください。

 

革と糸がほとんどじゃないですか?

(ファスナーとかボタンなんかはあるかもしれませんが)

 

 どうしょうか?

 

見れば見るほど、作れそうな気がしてきませんか?

 

 

何か不明点、質問等ありましたらコメントまでお願いいたします。

  

 少しでもできるかもと思っていただいた方は、

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牛革だけじゃない?「革」の種類について

今回は「革」の種類についてのお話です。

牛革が一般的でしょうが、その他の「革」についてもみていきましょう。

 

 

この記事では

・どんな「革」の種類があるのか

・それぞれどのような「革」なのか

について書いていきます。

 

 

革は好きだけど、あまり種類を知らないという方は

続きをご覧下さい。

 

 

「革」ってこんなに種類があるの?

 

代表的なものだけでも

・牛

・豚

・馬

・羊

・山羊

・鹿

 

6種類があります。

その他にも爬虫類系や、海洋生物系なんかもあります。

 

今回は代表的なものだけみていきましょう。

 

・牛

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革製品として最もよく使われている「革」ですね。

全般的に大判で厚みがあり、繊維組織も比較的均一なため

強度、耐久性が良いのが特徴。

細かく分類すると

・カーフ

・キップ

・ステア

・カウ

・ブル

5種類に分類される。

上に行くほどが高級品であり、流通量も少ない。

 

 

・豚

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国内で結構生産されているそうですが、

あまり馴染みのない「革」です。

通気性と耐久性に優れ、薄くて軽いのが特徴です。

靴の内側の革としてもよく使用されています。

 

 

・馬

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コードバン」なんかで有名ですね。

毛穴の数も少なく表面がなめらかなのが特徴です。

また、お尻の部分だけは繊維が特に密になっており、

堅く、丈夫な革となります。

これを「コードバン」と呼んでいます。

1頭から取れる量も少なく希少であることと、

その堅さから、「革のダイヤモンド」なんて呼ばれたりもします。

 

 

・羊

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品種が多く、多様な性質があります。

子羊は「ラム」と呼ばれています。

薄く、柔らかいのが特徴です。

 

・山羊

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革自体は薄いが繊維の密度が高いため

対磨耗性に優れた革となります。

子山羊は「キッド」と呼ばれています。

 

 

・鹿

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傷が多く、表面をそのまま使用することが

あまりない革です。

代表的なのが「セーム革」ですね。

車好きな方なんかは、使われているかもしれませんね。

柔軟で感触が良いので、肌に触れる手袋や衣類関係に

よく使用されていたりします。

 

 

以上が代表的なものになります。

一般的には

大きくて厚みのあるものを「ハイド

小さく薄いものを「スキン

と呼んでいます。

〇〇ハイド、〇〇スキンと呼ぶと

聞き覚えがあるかもしれませんね。

 

 

 

 

今回はここまでとします。

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

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レザークラフトの流れ教えます。

今回は「レザークラフト」の大まかな工程についてお話しします。

 

 

この記事を読むことで

実際にレザークラフト

モノを作る際の流れが把握できます。

 

レザークラフト」ってそもそも何?という方や

興味はあるけどよくわからないという方

当てはまる方がいれば読みすすめてみてください。

 

 

レザークラフトの工程は4つだけ?!

 

レザークラフトの基本的な工程は

①切る

②貼る

③縫う

④仕上げ

 

以上の4工程となります。

 

他にも細かい工程はたくさんありますが、

細かい工程まで入れるとややこしいので、今回はこの4つとします。

 

①切る

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革を切り出す工程ですね。

まずは型紙を革に当てて、銀ペンや鉄筆、丸ギリなんかで目印をつけます。

引いた目印を目安に革を切っていきます。

厳密に言うと革の繊維方向も意識して、切り出すのですが、最初のうちは気にしなくても大丈夫かと思います。

今後慣れてきたら気にしようかなぐらいでいきましょう。

 

②貼る

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切った革を一旦貼り合わせて仮留めします。

必ずしも貼り合わせてやる必要はありませんが、後の作業性を考えるならやっておいた方が良いでしょう。

貼る前に下処理用もありますが、今回は省略します。 

 

③縫う

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実際に縫い合わせる工程ですね。

レザークラフトではいきなり針と糸で縫うことはあまりありません。

革は繊維が密になっているため、通常の針では貫通させることが難しいのです。

そのため、縫い合わせる線に沿ってあらかじめ、縫い穴をあけるんですね。

 

穴をあけて初めて縫い始められます。

ミシンでしたら穴をあけずとも、いきなり縫い始めることができます。

 

④仕上げ

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最後に仕上げの工程です。

コバと呼ばれる端の処理や、表の面にオイルを入れたりします。

 

実際、コバの処理は後からできない場所もあったりするので必ずしも最後とは限りません。

出来上がりがイメージできていないと、最後に処理できないとこだった…

なんてことにもなります。

 

以上がさっくりとした工程の流れとなります。

 

他にも革の裏面の処理や、革を漉いたり、金具を取り付けたり、色々と工程があります。

基本的な流れは上に書いた通りですが、

作品によっても多少工程は変わってくるでしょう。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

なんとなくイメージできたでしょうか?

 

 

今回はここまでとします。

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

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縫い目を整える

今回は縫い目のお話です。

 

機能上はただ、くっつけるために縫っているようなものですが

縫い目ってアクセントになったり

意外と見栄えに影響するんですよね。

 

 

今回の記事では

縫い目を真っ直ぐにする方法

少しでも綺麗な縫い目にする方法

この2点についてお話したいと思います。

 

・思ったように縫えないなという方

・綺麗な縫い目にならないなという方

こんな方たちにぜひ一度、目を通していただきたいです。

 

縫い目を綺麗に仕上げるために

大切な要素は何でしょうか?

 

①真っ直ぐに縫い穴をあけること

②同じ工程を同じ力加減で行うこと

 

上記2点がポイントとなります。

 

一つずつ見ていきましょう。

まずは縫う前に縫い穴をあけますよね?

それが歪んでしまっては綺麗な縫い目にはなりませんよね。

なのでまっすぐな縫い穴をあけることが必要です。 

 

真っ直ぐな縫い穴をあけるためにどうするかというと

まずは目の多い菱目打ちを用意しましょう。

多ければ多いほど直進性が増します。

 

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菱目打ち

 

写真は一例ですのでもっと数の多いタイプもありますが

最低でも4本目の物は用意したいです。

 

そして、一度あけた穴にかぶせて次の穴をあけるようにしましょう!

4本目の場合、一度に4つの穴があきますよね?

そしたら、次はあけた穴の最後2つの穴と4本目のうち2本の目を合わせます。

その状態であけると2つしか新たに穴があきませんね?

それで大丈夫です。

すでにあけた穴を基準に菱目打ちの直進性を利用するので、基本的に真っ直ぐな縫い穴があけられます!

 

少しずつしか穴があかないかもしれませんが、

これが私の中では確実です。

 

他の教え方では1本だけ被せて打っていくということもあります。

 

ひとます

これで、真っ直ぐな縫い穴があけられたので縫う工程に入りましょう。

 

縫う工程で大切なのは同じ動作同じ力加減で行うことです。

 

まずは、針を刺す方向は一定にしましょう。これは当たり前かもしれませんが…

 

左右交互に針を刺していくわけですが、

右からスタートさせたら、常に右始まりで縫うようにします。

 

そして、一目終わるごとに糸を引き締めます。

この時に左右同じ力加減になるようにしましょう!

片方が強すぎたりすると、縫い目が浮いてしまったりします。

また、引き締めが強すぎても革にシワが寄ってしまう恐れがあります。

この辺の力加減はやってみて慣れていくしかありません。

 

さらに言えば、常に同じ力加減で引き締められると

より縫い目の揃った綺麗なものとなるでしょう。

 

ミシンでも、上糸と下糸の調整をしないと縫い目が綺麗にならないので

ご注意ください。

 

 

縫い目が綺麗になると、作品の出来も自ずと綺麗になります。

 

地味な作業ですが、意外と目立つところでもありますので気を抜かないようにしましょう!

 

 

今回はここまでとします。

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

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革を切るちょっとしたコツの紹介

今回は革を切る時のお話です。

以前、革を切る道具のお話はしましたが、切り方までは詳しくお伝えしていなかったと思います。

 

 

この記事では

・道具の使い方

・実際に切る時のコツ

について解説していきます。

 

 

・革を切るときにうまく切れない方

・同じサイズで切ったはずなのに、貼ってみたら合わないなんてことがあった方

こんな方たちに読んでいただきたい内容です。

 

 

まずは道具の使い方について

以前お話したとおり、革を切る際は

・カッター

・革包丁

これのどちらかの方が多いと思います。

 

どちらも共通して言えることは、

刃を垂直にすること

です。

 

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私もよくやりがちなのですが、

型紙に合わせて引いた線を横から見ながら、切ろうとしてしまうのです。

そうすると、線を見ている側に刃が傾いてしまうことが多いです。

薄い革ならあまり目立たないかもしれませんが、厚い革だと明らかに斜めな断面になってしまいます。

意図して斜めに切ることもありますが、基本的には垂直に切ります。

革包丁に類するものは刃の角度によって断面が垂直にならないこともありますので注意してください。

 

 

次に直線を切る場合

刃を切る方向に寝かせて切っていきます。

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これは、革と接触する面積を増やして直進性をあげるためです。

カッターで切る際は、定規を当てて切るのが確実です。

ただし、プラスチック製の場合、定規まで一緒に切ってしまうこともあるので

なるべく金属製のしっかりしたものを使いましょう。

 

次にカーブを切る場合です。

カーブの場合、直線の時とは逆の方向に刃を立てて切っていきます。

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こうすることで、革との接触する面積が小さくなり動かしやすくなります。

そして、手先でカーブを曲がるのではなく、革を動かしてカーブを曲がるようにしましょう。

常に自分の方に刃を引くように切るイメージです。

 

ここまでが道具の使い方です。

 

次に実際に切り出す際のちょっとしたコツです。

 

内側の角を切る際に、

切りすぎてしまって本体側に少し切れ目が入ってしまったことありませんか?

そんな場合は目打ちを使いましょう。

あらかじめ、角の頂点に目打ちで穴をあけます。

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あけたところに刃先をあてて、切り出しましょう。

そうすることで、刃が行き過ぎてしまうこともなく、綺麗な角が仕上がります。

 

次に貼り合わせを行う場合のちょっとしたコツです。

この時はどちらか片側を一回りほど大きく切り出します。

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基本的には表は型紙通りで裏地になる部分を大きめにします。

そして、貼り合わせた後で本来の大きさに合わせて切っていきます。

この少し大きくした部分をチリ代なんて言ったりもします。

 

型紙から合わせてぴったりに切ったとしても、貼ってみると微妙に合わないなんてことはよくあります。

それを防ぐために、あらかじめ大きめに切っておいて、後で完成サイズに合わせて切るわけですね。

 

そうすることで、断面が揃って最後に整える際もやりやすく、綺麗な仕上がりとなります。

 

 

まとめ

・刃は垂直に保ちながら切りましょう

・直線は刃を寝かせ、カーブは刃を立たせるようにしましょう

・常に自分の方に刃を引くようにしましょう

・貼り合わせの際は片側をあらかじめ大きめに切りましょう

 

革を切るということは

作品の形を左右するので

出来栄えに大きく影響します。

 

正しく綺麗に切れていれば、かなり作品の質が上がります。

 

後の断面を仕上げる工程もスムーズになります。

 

意外と重要な革の切り出しのお話でした。

いかがでしたでしょうか?

 

 

 

今回はこんなところで

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

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革の貼り合わせには〇〇を使え!

今回は革の接着についてのお話をしていきたいと思います。

身近な〇〇で大丈夫です!

 

 

この記事では

・革の接着材の種類がわかります

・使い方と注意点がわかります

 

 

こんな経験ありませんか?

・表の革と裏の革がいつのまにかずれていて、綺麗に穴があかなかった

・貼り合わせたはずなのに、作業している間にとれてしまった

 

こんな方はぜひ読んでみてください。

 

 

革の接着剤は〇〇で大丈夫?! 

 

革用に使われる接着剤は主に2種類あります。

①酢酸ビニル系

②溶剤系

 

それぞれみていきましょう。

 

①酢酸ビニル系

これは、水溶性の接着剤ですね。

水溶性ですので水に弱いです。

 

なんか難しい言葉で言ってますが

いわゆるボンドです。

なので普通に使う分には木工用ボンドで十分です!

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ボンド

 

しかも、片面に塗るだけでも大丈夫です。

 

使う際の注意点としては、

・可能な限り薄く塗る

→ボンドの層ができてしまうため

・しっかり上から押さえる

→可能な限りボンドの層を薄くするため

・はみ出さない

→汚くなってしまうため

・素早く行う

→乾燥してしまうと接着しないため

 

あとは、木工用ボンドとは違いますが、サイビノールと呼ばれるものもあります。

こちらは種類があって用途によって使い分けたりもします。

 

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サイビノール

 

 

②溶剤系

これはその名の通り溶剤が入っています。

なので、臭いがきついと感じる人もいるかもしれません。

 

溶剤系でも、天然ゴム系と合成ゴム系の2種類があります。

 

どちらも、両面に塗って少し乾かしてから貼り合わせます。

貼り合わせた上から圧着します。

 

通常のボンドとは違い、貼ってる途中にズラす事はできないので

位置を決めたらスッと貼りましょう。

 

天然ゴム系では

もし位置が合わなかったりしても大丈夫です。

ズラす事はできませんが、剥がす事はできます!

なので、もしズレてしまったら、一度外してもう一度貼り付けましょう。

その際、接着剤が残っていなければ、追加で塗り直してから接着しましょう。

一般的なのはゴム糊と呼ばれるやつです。

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ゴム糊


 

 

合成ゴム系はとにかく強力です。

天然ゴム系とは違い、

気軽に剥がせないこともあるので、注意して使いましょう。

よくあるのがボンドG17と呼ばれるやつです。

ボンドと書いてますが、溶剤系に分類されます。

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G17 ボンド

 

 

まとめ

・始めのうちは酢酸ビニル系、いわゆる木工用ボンドで大丈夫

・仮留めとして、あとで剥がすことも考えるならゴムのりを使う

・絶対に剥がれて欲しくないところには合成ゴム系を使用

 

 

私も最初は、お馴染みの白い木工用ボンドで始めました。

なので十分活躍できます。

 

 

今回はこんなところで

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

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ヌメ革は最古の革?!

今回は、革の中でも「ヌメ革」についてのお話です。

レザークラフトではお馴染みの「ヌメ革」あなたは知っていますか?

 

この記事を読むことで

・「ヌメ革」とは何かがわかります!

・「ヌメ革」の違いがわかります!

 

 

「ヌメ革」ってよく聞くけど

実際どんな「革」なの?

って思われている方必見です!

 

 

そもそも「ヌメ革」とはなんなのか?

 

これはタンニン鞣し(なめし)の革を総称して「ヌメ革」と呼びます。

 

「タンニン鞣し」とは木の渋を抽出したもの(タンニン)で鞣すことを言います。

 

元々、「皮」の状態そのままでは、放っておいたら腐ってしまいます。

そこで、「鞣し(なめし)」を行うことで腐らないように

「皮」から「革」の状態にします。

 

タンニン鞣しは、植物タンニンを用いた鞣しのため、最も古くから用いられている手法です。

 

起源は諸説ありますが、

古代は食用メイン、使っても毛皮ぐらいだったので

当然「皮」の部分は棄ててしまいます。

そのへんに放っておいたら腐って、土に還るわけですが、

いつしか、腐らない「皮」があることに気づいたわけです。

 

よくよく見ると、木の根元なんかにまとめて棄てているんですよね。

そこで、植物の樹液なんかには「皮」を腐らなくさせる成分があるのではないか?となるわけですよね。

 

実際、タンニンだけではうまく「革」にはなりませんが、その他の要素はここでは割愛します。

 

 

タンニン鞣しの革の特徴として、

・伸縮が小さい⇒型崩れしづらい

・吸湿性が良い⇒染色がしやすい

・使い込むほどに艶が増す

 

ただし、タンニンの原料も高く、作業工程も多いため

結果として非常にコストのかかる「革」となっている。

 

長くなりましたが、これが「ヌメ革」と呼ばれるものです。

 

 

「ヌメ革」と呼ぶのは4種類?!

 タンニン鞣しで作られるヌメ革は主に4種類に分類されます。

 

①ヌメ

②タンロー

③サドルレザー

④ブライドルレザー

 

ひとつひとつみていきましょう

 

①ヌメ

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ヌメ

タンニン鞣しで染色や塗装・型押しなどの表面に加工を施さないものに使われます。

使い込むほどに日焼けし、飴色に変化していきます。

一般的にはタンニン鞣し革全般を指す言葉です。

 

②タンロー

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タンロー

これは「タンニン鞣しローケツ染め用」を略して「タンロー」と呼びます。

ヌメ革を漂白処理することで表面のタンニンむらや色味を落とした革で、白っぽく仕上がっています。

そのため、カービングやスタンピング、染色などの加工に向いているため、レザークラフトでもよく使われる革の一つ。

 

③サドルレザー

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サドル

元々は馬の鞍に使う極厚のタンニン革が由来である。

自転車の鞍が「サドル」ですね。

現在では俗称として、ヌメ革に油脂分を多く入れて使いやすく、日焼け等のエイジングが強い革を指します。

 

④ブライドルレザー

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ブライドル

成牛の表革をタンニンで鞣したあと、革の表面からロウを丁寧にすり込むことで耐久性、耐水性の増した堅牢な革である。

最初は表面に白い粉のような筋目(ブルーム)が見られることが多い。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

写真はあくまでイメージですので、実際に手に取って見られるのが一番良いかと思います。

 

 

一言で、「ヌメ革」といっても多種多様な「革」がありますので

実際にいろいろ使ってみて、自分の好みの「革」を見るけると良いでしょう!

 

オンラインショップなんかではサンプルやはぎれ等もありますので、ぜひご活用ください。

 

 

 

今回はここまでとします。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

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革の厚みが作品の出来栄えを左右する?!

今回は革の厚みについてのお話をしていきます。

あまり気にしたことがない方もおられるかもしれませんが

意外と重要な要素になります。

 

 

この記事を読むことで

・革の厚みの重要性

・革の厚みを調整する方法

この2点がわかります。

 

薄く作るつもりだったのに出来上がったら

思ったより厚みが出てしまった・・・

こんな経験はありませんか?

 

そんな方はぜひ続きをご覧くだい。

 

あなたは革の厚さを気にしたことはありますか?

 

一般的にレザークラフトで使用する革の厚みは

1mm前後から厚くても3mm程度かと思います。

 

1mmって結構薄いですよね?

 

でも、製品を作る際は重なる部分が必ず出てきます。

(一部の縫わない製品等は除きますが)

1枚では1mmでしたが、重なる度に厚さが増えていきますね。

 

そうです。

何もしなかったら自然と厚みが増えていってしまうのです。

 

そこでどうするかと言うと

当たり前かもしれませんが革を薄くします。

 

革を薄くすることを「漉く」と言います。

繋げて「革漉き」と呼んだりもします。

 

漉く」と言っても

全面を漉いて全体を薄くすることを

⇒「ベタ漉き

一部だけだけ漉いて薄くすることを

⇒「部分漉き

 

上のようにざっくり2種類に分かれます。

 

出来上がりを薄くするためには

・そもそも使う革を可能な限り薄くする(ベタ漉き)

・重なる部分だけを薄くする(部分漉き)

ということになります。

 

当然薄くすればするほど強度は落ちますので

見極めも大切です。

 

漉く方法も何種類かありますが、

「革漉き機」を用いて機械的に漉く方法と

革包丁、カンナ等を用いて手作業で漉く方法があります。

 

革漉き機についてはそれなりの値段はします。

数万円、数十万円の世界です。

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革漉き機

慣れるまでは練習が必要ですが、便利な機械であることは間違いないです。

個人で必要性があるかと言われれば微妙なところですが。

手間をとにかく減らしたい方、漉く機会が極端に多い方なんかは購入を検討してみてもいいかもしれません。

 

手作業でやる場合は

・革包丁

・豆カンナ

・セーフティーベベラ

・スーパースキーバー

 

このあたりを使うことになります。

 

革包丁を使う場合はよく研いでおく必要があります。

研げていないものを使うとそもそも漉くことができない可能性があります。

 

下二つは聞きなれない道具かもしれませんが

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こんなふうに使います。

カミソリの刃のようなものがセットされておりその刃で薄く漉いていきます。

こちらは、切れ味が落ちてきたら刃が替えられるため、

気軽に使えるでしょう。

値段もそこまで高くありません。

千円、二千円前後で買えるでしょう。

替刃は専用のものもありますが、ほんとにカミソリの刃でも問題ありません。

 

どうしても道具を買わずにやりたい場合は

カッターで無理やりやることもできますが、

あまりおすすめはできません。

 

 

まとめ

・重なる部分は漉いて、なるべく厚みを抑えましょう!

 

漉きが使いこなせるようになると作品がレベルアップするのは間違いないです!

 

 

今回はここまでとします。

作品の出来栄えを左右する漉きのお話でした。

 

いかがでしたでしょうか?

 

何か不明点、質問等ありましたらコメントまでお願いいたします。

  

 

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