革の厚みが作品の出来栄えを左右する?!
今回は革の厚みについてのお話をしていきます。
あまり気にしたことがない方もおられるかもしれませんが
意外と重要な要素になります。
この記事を読むことで
・革の厚みの重要性
・革の厚みを調整する方法
この2点がわかります。
薄く作るつもりだったのに出来上がったら
思ったより厚みが出てしまった・・・
こんな経験はありませんか?
そんな方はぜひ続きをご覧くだい。
あなたは革の厚さを気にしたことはありますか?
一般的にレザークラフトで使用する革の厚みは
1mm前後から厚くても3mm程度かと思います。
1mmって結構薄いですよね?
でも、製品を作る際は重なる部分が必ず出てきます。
(一部の縫わない製品等は除きますが)
1枚では1mmでしたが、重なる度に厚さが増えていきますね。
そうです。
何もしなかったら自然と厚みが増えていってしまうのです。
そこでどうするかと言うと
当たり前かもしれませんが革を薄くします。
革を薄くすることを「漉く」と言います。
繋げて「革漉き」と呼んだりもします。
「漉く」と言っても
全面を漉いて全体を薄くすることを
⇒「ベタ漉き」
一部だけだけ漉いて薄くすることを
⇒「部分漉き」
上のようにざっくり2種類に分かれます。
出来上がりを薄くするためには
・そもそも使う革を可能な限り薄くする(ベタ漉き)
・重なる部分だけを薄くする(部分漉き)
ということになります。
当然薄くすればするほど強度は落ちますので
見極めも大切です。
漉く方法も何種類かありますが、
「革漉き機」を用いて機械的に漉く方法と
革包丁、カンナ等を用いて手作業で漉く方法があります。
革漉き機についてはそれなりの値段はします。
数万円、数十万円の世界です。
慣れるまでは練習が必要ですが、便利な機械であることは間違いないです。
個人で必要性があるかと言われれば微妙なところですが。
手間をとにかく減らしたい方、漉く機会が極端に多い方なんかは購入を検討してみてもいいかもしれません。
手作業でやる場合は
・革包丁
・豆カンナ
・セーフティーベベラ
・スーパースキーバー
このあたりを使うことになります。
革包丁を使う場合はよく研いでおく必要があります。
研げていないものを使うとそもそも漉くことができない可能性があります。
下二つは聞きなれない道具かもしれませんが
こんなふうに使います。
カミソリの刃のようなものがセットされておりその刃で薄く漉いていきます。
こちらは、切れ味が落ちてきたら刃が替えられるため、
気軽に使えるでしょう。
値段もそこまで高くありません。
千円、二千円前後で買えるでしょう。
替刃は専用のものもありますが、ほんとにカミソリの刃でも問題ありません。
どうしても道具を買わずにやりたい場合は
カッターで無理やりやることもできますが、
あまりおすすめはできません。
まとめ
・重なる部分は漉いて、なるべく厚みを抑えましょう!
漉きが使いこなせるようになると作品がレベルアップするのは間違いないです!
今回はここまでとします。
作品の出来栄えを左右する漉きのお話でした。
いかがでしたでしょうか?
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