動物の〇〇が糸として使われていた?!
今回は糸の種類についてのお話しです。
一言で「糸」と言っても色々な種類があるのでそこら辺のお話しです。
この記事では
・糸の種類の説明
・各糸の特徴
・使い方の違い
この辺りをお話ししていきます。
これから道具を揃える上でどんな糸を買ったら良いかわからないという方
に読んでいただきたい内容です。
簡単に分類すると、3種類の糸をレザークラフトでは使用します。
以下の3つとなります。
①天然の繊維形の糸
②化学繊維系の糸
③動物の腱を用いた糸
それでは1つずつ見ていきましょう
①天然の繊維系の糸
これは主に麻を素材とした糸です。
よくあるのが「エスコード」と呼ばれるものです。
安価で一般的な糸となります。
天然の繊維のため、馴染みが良いのですが、
毛羽立ちを起こしやすいです。
毛羽立ちを抑えるのと強度を上げるためにロウを塗りこんで使用するため
多少手間がかかるかもしれません。
あらかじめロウが塗りこまれたものも販売されているので
手間を嫌う方はそちらを購入されると良いでしょう。
他の糸に比べると強度が落ちるみたいですが、
普通に使っていて切れたことはないのでそこまで大差はないかと思います。
②化学繊維系の糸
これは主にポリエステルやナイロンを素材にした糸です。
「ワックスコード」なんて呼ばれていたりもします。
「ビニモ」というものも有名です。
特に、蝋引き糸と書いてある場合は
ロウがすでに塗りこまれているいためすぐに使用できます。
また、縫い終わりの処理を簡単に済ませることができます。
縫い終わりの糸を裏側に引き出し、数ミリ残してカットします。
その糸をライターの火等であぶり、押さえつけます。
こうすることで簡単に糸の処理ができます。
③動物の腱を用いた糸
これはその名のとおり動物(鹿等)の足の腱を素材とした糸です。
「シニュー糸」と呼ばれています。
ただ現在は本当の動物の腱を使用したものはほぼなく
ほとんどがポリエステル製となっています。
特徴としては、平べったい形状をしており、それを割いて使用します。
他の糸は一定の太さのため、太さによって数種類持つことになりますが
シニュー糸の場合は一つ持っていれば好みの太さで使用できます。
ただし、慣れるまでは少し扱いが難しいかもしれません。
まとめ
・基本的に糸はロウを塗りこんだものを使用する
・手間をかけたくない場合は「蝋引き」の糸を選択する
・糸の処理を楽に行いたい場合は化学繊維系の糸を選択する
・余裕がでてきたらシニュー糸に挑戦?
今回は「糸」に絞って記事を書いてみましたが
いかがでしたでしょうか?
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革は○○○○でも切れる?!
今回は革を切るのは何を使うと良いのかについてお話ししていきます。
みなさんご存知のアレも使えます!
自分に合ったものを使っていきましょう!
この記事では
・切るための道具の種類がわかります
・自分に合った道具が選べます。
革を切るのに特殊な道具はいらない?
革を切る道具としては一般的なのは以下の2つです。
①カッター
②革包丁
それでは1つずつ見ていきましょう!
①カッター
これはみなさんご存知ですね!
そうです。
カッターで大丈夫なんです!
しかも、特殊なやつが必要なわけでもありません。
普通のカッターで十分活躍できます!
オルファが有名ですね。
切れ味が落ちてきたなと思ったら迷わず刃を折って使っていきましょう!
細工カッターといって細かい作業に特化したものもあります。
②革包丁
これは革用の包丁です。
職人さんが使っているイメージが大きいです。
一般的な包丁とは形が違いますね。
革包丁では柄を奥に倒して角度をつけた状態で
引いて切っていきます。
慣れるまではやりづらいかもしれません。
基本的には普通の包丁と同様に研いで使っていくことになります。
刃が替え刃になった簡易的な革包丁みたいなのもあります。
これもまたオルファです。
では
特徴を見ていきましょう。
まずはコストの面です。
カッターはとにかく安く済みます!
数百円ですね。
一方、革包丁は安くても数千円は必要ですね。
上でちらっと出てきましたが、研ぐことも必要になってくるので砥石も欲しいところです。
また、簡易的な革包丁といっていたものは千円以内で買えます。
次は
作業性について
カッターはみなさん使ったことあると思うのでおそらく大丈夫でしょう。
ただし、厚みのある革を切る際は力が必要でやりづらいかもしれません。
一方、革包丁ですがこれは上でも書いたとおり
慣れるまでは使いづらいかもしれません。
ただ、しっかり研いであれば切れ味は抜群です。
厚みのある革でもすんなり切れるでしょう。
今回は2つの道具を紹介しましたが、他にもラウンドナイフと呼ばれるものや
レーザーで焼き切るなんて方法もあったりします。
また、決まった形であれば抜き型といった手法もあります。
また機会があれば紹介してみます。
最後に
これから始める方については、まずカッターで始めてみましょう。
カッターにも種類がありますのでそちらで自分の使いやすいものを見つけるのもよいでしょう。
今後も絶対続けるんだ!という方であれば革包丁を買って練習していくのもいいかもしれません。
それでは
今回はここまでとします。
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型紙で作品の出来が決まる?!
今日は型紙の大切さについてお話したいと思います。
レザークラフトにおいては型紙をしっかり作ることで、
・作品の出来が大きく変わります!
・革を無駄にしなくなります!
・出来上がりのサイズもイメージできます!
・歪んでる?みたいなこともなくなります!
・同じ形の作品が何度でも作れます!
なので、型紙作りに時間を割いている職人の方は多いです。
こんな方はいませんか?
・型紙を使用したことがない
・必要な外形を直接革に引いている
・薄い紙を型紙として使用している
・作品が歪んでしまって作り直した経験がある
そんな方たちにはぜひ読んでいただきたい内容です。
そもそも型紙をなぜ作るのか?
それは革を正確に切り出すためです!
正確に切り出せないとどうなるのか?
→出来上がった作品が歪んでしまった
→サイズが合わず完成できない
なんてことが起こる可能性があります!
本当に一から作品を作る場合は、紙の段階で試作品を作って、
そこから本番の型紙に起こしていくという作業になります。
(他にもやり方はありますが)
先に紙で試作品を作る方が革のコストも抑えることができます。
初めての方は型紙から作ることはハードルが高いかもしれません。
そこでまずは既存の型紙を使ってみましょう!
既存のものを使う場合でも、ペラペラの紙では意味がありません。
厚めのしっかりした紙を使用してください!
初めは100均の工作用紙等で十分です。
さて
厚紙を準備して
型紙を作ったからといって、
いきなり型紙を革の上に乗せて直接切り出してはいけません。
最悪の場合、型紙も一緒に切ってしまってサイズが微妙に小さくなってしまいます!
なのでまずは、型紙を革の上に置いて型紙に沿って印(線)をつけていきましょう。
印をつける方法はいろいろありますが、
鉄筆(てっぴつ)もしくは銀ペンと呼ばれるものを使用するのが一般的です。
鉄筆とは、先の丸いペンのようなものです。
革の上から押し当てて線を引きます。
簡易的に溝を作るイメージです。
インクの出なくなったボールペンなんかでも代用できます。
銀ペンとはその名の通り銀色インクが出るペンです。
書いた線は消しゴムでこすると消せます。
ただし、ヌメ革に使用することはできません。最悪の場合インクが染み込んでしまいます。
なので、
ヌメ革を使用する場合は鉄筆
クローム革を使用する場合は銀ペン
ぐらいに覚えておいてください。
型紙を利用して、革の上に線が引けたらやっと切り出すことができます。
型紙から引いた線で革を切っていくので、型紙自体が歪んでいてはいけません。
なので型紙を作る際も慎重に行いましょう!
ここで簡単なワークをしてみましょう。
①適当な白い紙を用意します。
線が引ければ大丈夫です。
②お持ちの革製品等を手元に準備してください。
③準備した革製品を紙の上に置いて外形の線を引いてみてください。
どうでしょうか?
うまく引けたでしょうか?
可能であればパーツごとに線を引いてみましょう。
そうすると型紙の元になるものができますよね?
ざっくり言うとそれだけ型紙が必要になります。
また、それだけ革も必要になります。
まとめ
・型紙にはしっかりとした厚めの紙を使用すること
(工作用紙で可)
・型紙を元に線を引いて、その線を元に革を切り出す。
こうすることで、あなたの作品もワンランク上のものとなることでしょう。
今回はこの辺で
また革の切り出しについてもどこかでお伝えしようかと思います。
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あなたは革は切りっぱなしにしていませんか?
革の端は切りっぱなしにする以外にも
処理の仕方が大きく2つあります。
今日はそのことについてお話ししていきます。
この記事を読むことで、
・革の端の処理の種類がわかります。
・作品の幅が広がります。
・切りっぱなしで終わりなんてことがなくなります。
こんな人に読んでいただきたい内容です。
・今まで端の処理を気にしていなかった方
・これから本格的に始める方
端の処理の入門編です。
冒頭でも書きましたが、
革の端(コバ)の処理には大きく2つの方法があります。
次の2つがその方法です。
①コバ磨き
②ヘリ返し
では順番にどういうものか書いていきましょう。
まず
①コバ磨き
簡単に言えば、切った後に端を磨いて処理する方法です。
見た目は断面が丸みを帯びてツヤが出ます。
流れとしては、最初に切りっぱなし状態の端をヤスリ等で大まかに形を整えます。
その後、コバ処理剤なんかを塗って磨いていきます。
するとツルツルになって光ってきます。
基本的な流れはこんなところですが、
他にも染色してから磨くなんてこともあります。
磨く段階でも、何で磨くのが1番良いのか?なんて議題になるぐらい
磨く道具も色々あります。
同じ道具でもやり方によって差が出たりもします。
なので色々なやり方を試して自分に合ったやり方を見つけると良いでしょう。
さて、次に
②ヘリ返し
こちらは端(ヘリ)を折り返す手法です。
端を折り返してしまうので、断面が見えなくなります。
また、柔らかい革なんかは①のコバ磨きが難しいのでヘリ返しをしてる場合もあります。
流れとしては、あらかじめヘリ返しする分だけ大きめに革を切っておきます。
折り返す部分については、革を薄くします。
後は接着剤を塗って折り返して圧着すれば出来上がりです。
ヘリ返しについては、端の革を薄くする技術や角の処理なんかで差が出やすいです。
さて
ここであなたのお持ちの革製品をご覧ください。
それはコバ磨きで処理されてるでしょうか?
それともヘリ返しでしょうか?
はたまた、切りっぱなしでしょうか?
どれが良くてどれがダメだというわけではありません。
作品に合った処理がされてることが大切です。
今回のポイント
・断面を見せる場合はコバ磨き。
・断面を見せたくない場合はヘリ返し。
この考え方で基本的には問題ありません。
今日はこんなところで。
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あなたは道具をどこで買いますか?
今日は道具はどこで買えるのか?について書いていこうと思います。
専門の道具だし、専門店にしかないんじゃ?という方
安心してください。
あなたも知っているあのお店にも売っています。
この記事を読むことで
・道具を買うというスタートラインに立てます。
・専門のお店に行かなくても道具が買えます。
これからレザークラフトを始めたいけど、
どこで道具を買ったら良いのかわからないという方に読んでいただきたい内容です。
レザークラフトの道具を買える場所は2つある?!
レザークラフトの道具に限った話ではありませんが、
あなたがモノを買う場所は主に2つですよね?
①実店舗
②ネット
当たり前のことかもしれませんが、
それぞれ詳しくみていきましょう。
①実店舗の場合
レザークラフトの専門のお店があります。
そこに行けば道具が買えるでしょう。
また、革製品のお店で道具が売ってることも希に。
ただ、専門のお店に入るのって勇気がいりますよね?
そんな方にオススメなのが、あのお店です。
あなたもご存知の「東急ハンズ」です。
革も売っていますので、東急ハンズだけで始められます!
専門のお店に入れる勇気がある方は専門のお店に行ってみましょう!
そして店員さんにいろいろ相談すると良いでしょう。
「〇〇が作りたいんですけど・・・」
ぐらいの感じで大丈夫です。
店員の方は経験者の方が大半なので
なにかしらアドバイスをくれるでしょう。
さて
②ネットです。
今の時代、ネットで探せばほとんどの物が買えるでしょう。
そして値段も安い場合が多いです。
(送料がかかる場合もありますが)
知っているものを買う場合は良いのですが、
知らないものを買う場合は思っていたものと違うなんてことも。
ただし、ネットでしか売っていないようなモノもあったりします。
今後、レベルアップを目指すならそんな特殊な道具を買ってみても良いかもしれないですね。
とにかく安く買いたい方はネットが良いでしょう。
私もネットショップから始めました。
どんなものかを知ってから買いたい、相談しながら買いたい方は
実店舗に伺うと良いでしょう。
さあここで近くにお店があるか調べてみましょう!
Google検索等で
「レザークラフト 〇〇(地名)」
と入れて検索してみましょう!
どうでしたか?
近くにお店はあったでしょうか?
近くにあれば一度どんな雰囲気なのか覗いてみるのも良いでしょう。
まとめ
まずは近くの東急ハンズに寄ってみる。
それでは今日はこの辺で
おすすめのネットショップを教えて欲しい等
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レザークラフトの騒音対策をお教えします
今日は、レザークラフトにまつわる騒音対策についてお話したいと思います。
私自身も音を気にして夜は作業をしていませんでした。
ただ、ある方法を知ってからは夜でも気にせず作業が出来ています!
あなたもこの記事を読むことで
・音を気にして作業ができない!なんてことがなくなります。
・時間さえあればいつでも作業が進められます。
いざレザークラフトを始めたけど、
音がうるさくてなかなか作業ができないなと思っている方必見です!
それでは騒音対策についてお話していきましょう。
レザークラフトでは基本的に縫う前に、縫い穴をあける必要があります。
そのときに、菱目打ちというものをハンマー等で叩いて穴をあけます。
そのときにどうしても打撃音が発生してしまいます。
(厳密には振動も発生していますが)
これが意外と大きな音だったりするんですよね。
対策としては
そもそもハンマーを使わないことです!
え?
それでどうやって穴をあけるかって?
大きくは以下の3つの方法があります。
①菱目パンチを使用する
②プレス機等を使用する
③菱ギリを使用する
さあ一つずつみていきましょう
①菱目パンチ
これはペンチのようなものの先が菱目になっており
あけたい位置に合わせて握りこむことで菱目があけられます。
安いものもありますが、それなりに値段はします。
②プレス機
これは、専門の機械が販売されていたりします。
菱目打ちを先に取り付けハンドルをひくことで圧力をかけて菱目をあけます。
これも専門の機械を買うとなると結構な値段がします。
ただ、似たようなもので代用できたり、自作もできたりします。
これがあると作業性も向上したりします。
③菱ギリ
これが最も安価な方法です。
単純に菱ギリを使って、一目ずつ菱目をあけていきます。
土台に厚みのあるコルクブロックや、古雑誌なんかを置いておくと
確実に穴があけられます。
ただし、一目ずつ貫通させていくため手間はかかかります。
いかがでしたでしょうか?
あなたもこれでいつでも菱目打ち作業ができます!
ここで
試しに、菱目打ちをハンマーで打って縫い穴をあけてみましょう!
音はどうでしょうか?
うるさいなと感じるのであれば①②③のいずれかの方法を
お試しいただくことをおすすめします。
詳しいやり方を教えて欲しい、プレス機の自作はどうやるの?
他にも
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世界に一つしかない革モノを手に入れたい方は他にいませんか?
今日は、なぜ世界に一つだけのモノとなるのかについてお話します。
レザークラフトを始めることで
・世界に一つだけのあなただけのモノが手に入ります。
・他人とかぶることがなくなります。
誰ともかぶらない、自分だけのモノが欲しい方は続きをご覧下さい。
なぜレザークラフトでは世界に一つだけのモノが作れるのか。
それには大きく2つの要素があります。
①自分で好きなようにデザインして作成することができること
②革には個体差があり、全く同じ革が存在しないこと
①に関しては、レザークラフトに限った話ではないかもしれません。
これはハンドメイド作品全般に共通する事項かと思います。
とにかく既製品にはない、オリジナルのデザインで製作ができます。
既製品では売れるものしか作れませんが、ハンドメイドでは売れる売れないよりも、自分が欲しいものだけを作れます。
アイデア次第で世界に一つしかないモノとなるわけです。
②はレザークラフトならではです。
革といっても、牛、豚、馬、羊、山羊、、、他にも多種多様な革があります。
同じ作品でも革の種類が違えば雰囲気も変わります。
たとえ同じ種類の革を使用したとしても、革には個体差があります。
シワの大きいのもあれば小さいのもあり、硬かったり柔らかかったりするわけです。
同じ革のように見せることも可能ですが、本質的には全く同じ革は存在しないのです。
そのため、同じデザインで作成したとしても革の表情が違います。
さらに、使えば使うほどに馴染んできて
あなただけのモノに成長していきます。
あなたが持っている革製品を見てみてください。
同じデザインのモノは他にもあるかもしれませんが、
あなたのモノと全く一緒のモノはないのです。
どうせならデザインにもこだわって、自分だけのモノを作ってみませんか?
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少しでも革に興味が沸いてきた方は、
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